「俺 は ガ ン ダ ム に な れ な い 」グラハムスペシャル笑ったけどやはり今回は刹那とマリナをTOPにさせていただきました。
それにしても苦しい話が続きますね。これぞガンダムダブルオー。
■機動戦士ガンダム00 第12話 「教義の果てに」
さて、今回からアザディスタン編に入ります。冒頭出てくるのは保守派の皆さん。
彼らは代表の
マスード・ラフマディに改革派への不満をぶつけますが、マスードは傍観の様子です。
そんな中、謎の武装集団に襲撃されマスードは拉致されてしまいます。

アザディスタンの置かれている状況ですが、冒頭のナレーションが分かりやすいので全文引用。
中東。そこに位置する多くの国々は石油輸出産業で経済を支えていたが太陽光発電システムの建設計画により、その存在価値を失おうとしていた。国連決議により一部を除いて大幅な石油輸出規制が採択され、それに反対する中東国家の一部が武力を行使、戦火は拡大。これが20年続いた太陽光発電紛争である。この紛争で疲弊し、世界からも見放された多くの中東国家は貧困から分裂や統合を繰り返している。それが現在の中東の現実であった。
カスピ海とペルシャ湾に挟まれたアザディスタン王国もそんな事情を抱えた中東国家の一つである。内政の悪化した隣国クルジス共和国を6年前に吸収。新興国家として王制を復活させたが国教の解釈の違いにより国民は大きく2つの教派に分かれ、政治的に不安定な状況が続いていた。と、まぁこんな感じですね。改革派が国内に太陽光発電システムを建設しようとして、保守派の不満が高まってきたこの時期に代表のマスードが拉致されちゃった。最悪のタイミングで事件は起きてしまったと。
マリナ様かわいそうです(´;ω;`)ヒロインなのにポスター燃やされちゃってますよ‥‥‥これは酷い。でもチョット笑ってしまった。
キャラ的にいじめられるのが定着してしまってるよなぁ(笑)。さて、今回も早めにサブキャラ消化。
ルイスママまさかのデレ化wwwwwwwどうやら前回の話でルイスママから萌えツンデレ臭を嗅ぎ取れたのは間違いではなかったようですね。いや、個人でルイスママ教を信仰するつもりだったので同志が増えそうで嬉しいですが。それにしても頬を赤らめるとはなぁ‥‥。千和さん、ツッコミは流石に慣れたもんですな(笑)。一方、絹江さんは人の流れからイオリアを追うと。これはまさかスメラギさんとかイアンのおっさんとか釣れちゃうフラグかしら。
「国が新しく生まれ変わろうとも、この国で暮らす民には歴史があり、家族があり、神の教えがある。変化を嫌う者も多い。私もその一人だ。貴方方に反対する者が争いを起こさないためにも彼らの存在を受け止める存在が必要だ。」即位を決意した当時を回想するマリナ。なるほど。マスードは超保守派の防波堤のような存在だったんですね。しかし地味に回想でも「私を助けてください」 「だが断る」 「(´・ω・`)」の展開で俺が喜んだw
さて、議会はマリナの言うことなんて聞いてくれず、秘密裏にユニオンに治安維持活動をお願いしてしまいました。ユニオンの介入に疑問を抱くマリナですが‥‥‥当然狙いはガンダムです。

ビリーの台詞から分かるように、人革の動きを受けてコッチもガンダムとやりあうぞって事なんでしょうね。
つまり治安維持のポーズでガンダムの介入を待つ。そしてターゲットにされたCBですが前回の作戦直後でプトレマイオスとはまだ連絡がつかない状況。刹那・兄貴だけで作戦に望みます。内紛を防ぐために誘拐されたマスードを保護したいCBですが現地民である刹那が積極的に動くと言い出します。兄貴との受け答えでは冷静な様子ですが、やはりこの国には特別な想いがあるようです。
みんなから避けられる刹那かわいそうです(´;ω;`)皆を助けるために頑張ってるのに‥‥ターバンだってちゃんと頭に巻いてるのに‥‥‥。見かけない顔だから敬遠されてるのかな。でもこれ見てると現地民は顔でクルジス人の判別はできるみたいだしソッチかな。やっぱマリナが刹那を勘違いしたのって相当無知だったのかも。第一言から刹那をイラッとさせたのかもなぁ。でも子供に教えてもらうまでマリナの事スッカリ忘れてたのね刹那(;^ω^)

犯人はサーシェスでした。‥‥って大体予想はついてたけど。戦争屋が自ら仕事の場を作りにきたって感じですかね。しかしまぁ再びこの地に戦火を放とうとするなんて、やっぱ真性の悪人だったのね。
フラッグファイター役に立たねぇwwwwwアザディスタン軍の中にも超保守派がいてアンテナへ攻撃を始めます。味方同士の戦いとあって手を出せないフラッグファイター(笑)ですが、CBはそんなの関係ねぇ。兄貴の活躍でアンテナ施設を守りきれたかに見えましたが‥‥‥
「ところがぎっちょん!」ぎっちょんミサイル攻撃で太陽光アンテナ施設\(^o^)/
フラッグファイターは体で止めるくらいのやる気はみせて欲しかったとこですね。(Aパート終了)
さて、ファイター2人をサーシェス追跡に回してグラハムは念願のガンダムと対決です。
最初に結論から言っておきます。
グラハム君のバイタリティは異常wwwwwwwwwww
「人呼んで、グラハムスペシャル!」(;^ω^)‥‥‥えぇと、まずグラハムスペシャルの解説から欲しいとこなんですが‥‥見た感じでこの謎技を推測してみましょう。飛行形態のフラッグを無理矢理に変形させることで空気抵抗かなんかで飛行軌道を強制変更するスペシャルな回避技って事かな?多分この技の利点をみんな疑問に思うかもしれませんが、この技の凄いところは
「普通に回避するよりも大きなショックを相手に与えられる」って事なんですよ!ほら、兄貴もメチャメチャ青ざめてますし。しかし、その代わり自分への負荷もかなり高いみたいで。
技名を叫びながら胃液のようなものを吐き出してます。注意して欲しいですがこれはヨダレではないんです。そして最後にヴィクトリーの輝き。理屈では語れない‥‥‥そんな熱い気持が伝わってきますね。
「あえて言わせてもらおう。グラハム・エーカーであると!」なんで彼の台詞はこんなにも熱いんですかね。それは名作のオマージュだからです(笑)
とまぁ冗談は置いておいて、フラッグカスタムの旋回性能が凄いですね。兄貴の本気ビームを2発避けて蹴りをかましちゃいました。火花飛び散りすぎな気がするけど熱いからいいや。
「身持ちが堅いな!ガンダム!!」ついに兄貴にビームサーベル抜かせた━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
てか、この作品でビームサーベルの競り合いって初じゃないかい?エフェクトかっこよすぎる(*゚∀゚)=3

ここの流れも超カッコイイですね。空いた片手でふくらはぎからピストルを取り出し近射。
しかし流石グラハム。ディフェンスロッドで華麗に受け止めちゃいます。てか、ソレそういう風に使うんだ。
「このしつこさ尋常じゃねぇぞ!ハロ、GN粒子の散布中止!全ジェネレータを火器にまわせ!」こういう台詞大好きです。燃えますなぁ。しかし兄貴が全力モードに入ったところで戦闘終了。
しかし、兄貴の台詞にもあるように今回のグラハムは動きも言動も尋常じゃなかったですね(;^ω^)
戦闘が中断されたのは各基地からMSが無断発進したため。ついにクーデターが起きちゃいます。

とりあえず首都は刹那が楽々と防衛。見物していたコーナーから駄目出しくらってますね。
見た感じそんなに悪くないと思うのだけど‥‥‥こいつらもMS乗れるって匂わせてるのかしら。
他の基地からのクーデターに対応するため飛び立つ刹那。
目の前に広がる光景がかつての同郷と重なります。MSと戦って死んでいく子供達。
「エクシア!!」鬼のような形相で叫び、次々と敵をなぎ倒していく刹那。

しかし救えなかった多くの命。呆然と立ち尽くし銃撃を浴び続けるエクシア。

クーデターまで起きて、ついに泣き出すマリナ(´;ω;`)
しかしシーリンによって再び奮い起こさせられます。国を救える可能性は残っているのです。
「俺はガンダムになれない。」すごく意味があるセリフだと思ってるんですが初見時は不謹慎ながら笑いました。予想通りだったんで。
ここで泣きの演出がないのは後に取っておくつもりなのかなぁと推測してるんだけどどうなるかな。
■その他色々まとめ今週は
「グラハムスペシャル」とか
「ルイスママデレ化」とか色々ネタになりそうなことがあったんですが、このスペースでは真面目に刹那の話を書こうかなぁって思ってて、それらはほとんど本文中に書いてます。
「俺はガンダムになれない。」を考えてみた雑誌インタビューなどで宮野さんも語ってましたが「刹那はガンダムになりたい。」んですよね。ここで言うガンダムってのは勿論そのままの意味じゃなくて、自分を救ってくれたガンダムのような存在、大雑把に言えばヒーローになりたいみたいな意味です。神の名のもとに殺人・戦争を強要された少年時代。その歪んだ神と価値観の世界を壊し、自分を救い出してくれたガンダム。自分もそんな風に、世界中に溢れている間違った神を倒していきたい。以前あった「奴の神はどこにいる」はそんな気持ちから出たセリフではないでしょうか。
まぁそんな前提を踏まえて今回の「俺はガンダムになれない。」発言。
素直に読み取ると、守れなかった命を悔やんで一種の自己嫌悪に陥ってるって感じですよね。
奇しくも自分がガンダムに救ってもらった状況と似てるもんだから余計にダメージでかいとか。でも刹那の少年時代だって全員が全員助かったわけじゃないだろうし、そういう単純な理解では不足なのかも。エクシアを駆って目の前の敵を倒すだけじゃ紛争の根底にあるもの、歪んだ神・価値観、は壊せない。それが壊せないと自分と同じような救済を人に与えるのは無理とか感じちゃったのかなぁ。まぁ次回以降で分かるとこかもしれないですし、このくらいにしときます。
ところで上述の問題解決にはマリナが頑張る部分も多くなりますよね。とすれば、
「二人ならガンダムになれる!」 「俺達がガンダムだ。」とか面白そうなキャッチコピーと擬似恋愛関係みたいなものが出来あがるんだけど‥‥‥
流石に強引すぎるかな。てか次週予告で「刹那ガンダムになる」って言ってるし(;^ω^)
■1クール目を終えてさてさて、来週は1週間休みで次回は新年になりますね。その間にもしかしたら1クール目の回収されてない伏線まとめとか整理しておいた方がいい部分とか記事にするかもしれませんけど、とりあえず1クールお付き合いいただきありがとうございました。自分でもこんなに長い期間1つの作品をまとめるのは初めてなもので学んだ部分も多かったです。ダブルオーは初めは読みにくいしコレ本当に面白くなるの?と(失礼ながら)思っていたんですが、メカ作画の力の入れ具合は歴代シリーズでも間違いなく上位ですし、脚本面でも敵味方と個性的なキャラだらけ、そのうえ上述の刹那のガンダム観など個別に深く考察できる部分もあって、見ごたえのある面白い作品だと思ってます。エントリー数が貧弱な当ブログですが、この作品にかけて良かったと今では安心してます(笑)。感想記事は第2クールも続けるつもりなので最後までお付き合いいただければ幸いです。

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